約 6,144,359 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/5575.html
このページはこちらに移転しました プリズンブレイク 作詞/174スレ147 お兄ちゃん…わたしできちゃったみたい 膨らんだ腹が物語る愛と憎しみのラビリンス その夜、妹は歴史的なウンコを出した
https://w.atwiki.jp/sniper-3d/pages/24.html
プリズン ブレイク 狙撃 対象 は 10人 以上となり、逃走する囚人が小さな集団を形成する場合もある為、使用する武器は ショットガン、アサルトライフル 等が おすすめ。
https://w.atwiki.jp/konma/pages/41.html
ここだけプリズンブレイク コンマ00で脱獄 刑期ゼロになったら仮出所。脱獄ルールを含め 2-5記載の④も参照のこと。 脱走は希望者のみ。脱走拒否で刑期-1。 ①1レス目で逮捕、まずはコンマ下2桁(.)数で刑期・罪状決め 。広義ならアレンジ可 .01 誤認逮(無罪)④の職業選択へ .02~33 禁固刑(窃盗罪or傷害罪or詐欺罪、コンマゾロ目で精神異常者 刑期5) .34~44 懲役刑(強盗罪or強姦罪 .33で怪盗、.44で児童わいせつ罪 刑期20) .45~66 長期刑(殺人罪、コンマ55でサイコパス、.66でカルト信者 刑期40) .67~80 終身刑(マフィア幹部 or 猟奇殺人、.77で無実の囚人 刑期60) .81~99 死刑囚(大量殺人、.99で麻薬王。刑期.の数だけ。出所後就業不可) .00 終身刑 (伝説の脱獄王、刑期90、10の倍数で脱獄を企てられる。脱走後も同様。) ②2レス目から収監、名前欄に罪名・刑期を明記。カタカナでニックネームも。 (例:コンマ10の場合= ニック 懲役刑(詐欺罪)刑5 ) 100から 950までコンマ影響。 2-5の間にルール及び説明あり。 100までは刑期30以下の者にとって入所初日。消灯時間 80から泣き出す者続出 500から 600までは暴動状態でコンマ内容変化 3レス目からは以下のゾロ目が適用される .00 脱走を計画。[脱]でストック、「脱走する(協力者2名まで安価可能)」で 実行時.70以上で成功、以下は失敗で、本人と協力者全員+15。拒否で-1 .11 模範囚。恩赦として刑期-5(暴動:暴動鎮圧に貢献で-10)刑期ゼロで④ .22 他人を安価で罠に。安価先の囚人.50以下で独居房(刑期+2)にぶちこめる。[罠]でストック .33 暴れて独居房、刑期+1(暴動:刑務官に暴行で+2)ゾロ目出すまで【独居房】明記。脱獄不能。 .44 脱獄の計画がバレる、刑期延長で+5 (脱走中・出所後なら逮捕・暴動時も同様) .55 刑務作業の芸術が評価されて模範囚。刑期-10(暴動時は無し) .66 暴れて+5。(暴動時も同様)死刑囚/脱走犯は次.50以上でないと死刑/射殺リトライ .77 知事の特赦で減刑-20。ゼロの場合④の仮出所手続き(暴動時は無し) .88 法律の改定で刑期短縮、刑期-10(暴動時は鎮圧に手を貸し-30) .99 修羅場、次.50以上が無いと他の囚人に殺害される、二度連続踏むと死亡。リトライ 続き 3-5 500から 600までは暴動③ ③暴動 500~600 500を踏んでしまった囚人に+20(自ら.11か.55を出せば回避) .11か.55で鎮圧できるが、 700までにこれが出なければ全員に刑期+10 .66などで死亡した場合は各自再コンテニュー。 出所した者・脱獄犯は参加不可。(但し外部からの脱走は企てられる。) ④脱走・仮出所・シャバ 脱走した場合次コンマ90以上で成功。仲間2名指名可能。失敗したら各+15。② 刑期がゼロになれば仮出所。次コンマ50以上で出所。以下は出所取り消し、刑期+5 就業の場合前科は残るがいままでの刑期は白紙に。脱走犯は前科も刑期もそのまま。 出所・脱走後はマフィア等以外、職業に就業可能。但し44で逮捕。再び①収監。 出所した者が再逮捕された場合リトライの罪状に刑期+10、脱獄犯は罪状に刑期+20 コンマ.10~運転手、20~清掃員、30~教師、40~コンビニ店員、50~牧師、60~漁師、 70~会社員、80~歌手、90~全米震撼の殺人鬼(※前科も併記のこと)アレンジ可 出所後コンマ00で仲間指名で脱獄させることも可能。ルールは同じ、失敗で再逮捕① いずれも44で再逮捕。脱走犯のみ.66適用、次50以上でなければ警官隊に射殺され死亡。 950までに仮出所していれば再逮捕無し。脱走中なら真犯人逮捕 or 時効で無罪。
https://w.atwiki.jp/8282bhyigy/
ドラゴンブレイク攻略Wikiサイトです。 ドラゴンブレイクの攻略・裏技情報や、クエスト、図鑑、イベント、ガチャ、合成、ピース等を 紹介していきます。 古の世界を滅ぼさんとした邪龍・・・それを封じし伝説の聖剣「ドラゴンブレイク」。数千年の刻を経て蘇った邪龍を再び封印する為、選ばれし冒険者となって世界を救え!2000枚以上の超美麗カードを手に入れ、最強の勇者となろう!
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6453.html
戻る 憂の携帯には唯の番号は登録されてないのか -- (名無しさん) 2010-08-14 20 56 32 アイスwwでもなんかいい話w -- (名無しさん) 2010-08-14 21 26 49 アイスかよ。 -- (通りすがり) 2010-08-14 21 56 18 なんか世界観が所々可愛くていいね -- (名無しさん) 2010-08-14 22 14 33 いまいちだった… -- (deleted) 2010-08-14 22 49 34 Tバッグ様が出てないのは残念。 -- (名無しさん) 2010-08-14 23 35 13 ムギと斎藤のやり取りに警察官並にイライラしたww -- (名無しさん) 2010-08-15 04 08 37 くそっ感動してしまったぜw -- (名無しさん) 2010-08-15 09 39 46 プリズンブレイク超劣化版ってかんじだね -- (名無しさん) 2010-08-16 01 25 05 バイク乗るりっちゃんかっけぇww -- (名無しさん) 2010-08-16 03 51 51 獰猛なチワワw -- (名無しさん) 2010-08-16 14 51 29 姫ちゃーん -- (名無しさん) 2010-08-18 16 43 46 姫子がT様ポジションなら死んでないはずw -- (名無しさん) 2010-08-18 19 20 37 姫子ぉぉぉぉぉぉぉぉ -- (名無しさん) 2010-11-16 21 17 20 終身アイス刑ワロタ -- (名無しさん) 2010-12-03 18 11 14 どんな刑だよww -- (名無しさん) 2011-03-10 00 01 06 アイス盗んだだけで実刑かよww -- (名無しさん) 2011-03-27 21 52 54 俺の姫ちゃんが -- (名無しさん) 2011-04-07 03 26 56 どっちかって言うと強盗じゃなくて万引きじゃね? -- (唯) 2011-06-12 16 13 53 憂マイケル、唯リンカーン、和サラ、純スクレ、澪セオドア、梓マホーン、律シーノート、紬ショウグン、姫グレッチェン、信代ベリック。でどうよ? -- (名無しさん) 2011-07-09 04 09 41 設定がめちゃくちゃで逆に笑った。 憂って勇者だな -- (名無しさん) 2012-10-01 22 57 00 アイスを盗んだだけで逮捕、マンガを立ち読みしただけで逮捕ってどんだけっすか! まぁ、日本も今後政治家たちの独裁政治になったらきっとこうなる運命になるんだろうな~って思えて勉強になったと言えば過言でもない -- (名無しさん) 2013-01-23 14 30 11 アイス盗んだら、確かに窃盗で逮捕されるけど、刑務所に行くようなことじゃないだろ? -- (名無しさん) 2013-11-09 02 12 59
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6452.html
1 2 3 4 5 元ネタ・参考 海外ドラマ『プリズン・ブレイク』(Prison Break) 2010/07/31 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280580822/ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280670739/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る アイス盗んだら、確かに窃盗で逮捕されるけど、刑務所に行くようなことじゃないだろ? -- (名無しさん) 2013-11-09 02 12 59 アイスを盗んだだけで逮捕、マンガを立ち読みしただけで逮捕ってどんだけっすか! まぁ、日本も今後政治家たちの独裁政治になったらきっとこうなる運命になるんだろうな~って思えて勉強になったと言えば過言でもない -- (名無しさん) 2013-01-23 14 30 11 設定がめちゃくちゃで逆に笑った。 憂って勇者だな -- (名無しさん) 2012-10-01 22 57 00 憂マイケル、唯リンカーン、和サラ、純スクレ、澪セオドア、梓マホーン、律シーノート、紬ショウグン、姫グレッチェン、信代ベリック。でどうよ? -- (名無しさん) 2011-07-09 04 09 41 どっちかって言うと強盗じゃなくて万引きじゃね? -- (唯) 2011-06-12 16 13 53 俺の姫ちゃんが -- (名無しさん) 2011-04-07 03 26 56 アイス盗んだだけで実刑かよww -- (名無しさん) 2011-03-27 21 52 54 どんな刑だよww -- (名無しさん) 2011-03-10 00 01 06 終身アイス刑ワロタ -- (名無しさん) 2010-12-03 18 11 14 姫子ぉぉぉぉぉぉぉぉ -- (名無しさん) 2010-11-16 21 17 20
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6454.html
憂「う~ん今日の晩御飯何にしようかな…」 いつも通りスーパーで夕御飯の材料を買っていた時だった。 そこに、一本の電話 Prrrr… 憂「ん? 誰だろ」 携帯には見知らぬ番号、憂は特に訝しむこともなくそれをとる。 憂「はいもしもし」 警察「平沢憂…さんですね?」 憂「はい…そうですけど」 警察「警察です。お姉さんの携帯から連絡しているのですが…」 憂「警察…? お姉ちゃんに何か!?」 警察「今日の夕方、先ほどですね…平沢唯さんにはアイス強奪の容疑で逮捕されました」 憂「嘘…」 テンッテンテン── 平沢家─── 憂「皆さんは一緒じゃなかったんですね…」 律「あぁ…多分事件が起こったのは別れた後だと思う…」 澪「でも唯がアイスを強奪するなんて…」 梓「アイス~アイス~とは言ってましたけど…」 紬「唯ちゃん…私がおやつにアイスをもってこないばっかりにっ」 憂「皆さんのせいじゃないです…。それに私はお姉ちゃんがそんなことするとは思えません…っ」 律「確かにな。いくら唯がアイス好きでも強奪なんて真似…」 澪「でも唯は逮捕された…これからは警察の仕事だ。私達にはもう…」 憂「私が…お姉ちゃんを助け出します!」 4人「!?」 澪「助けるって言ったってどうやって…?」 憂「脱獄させます…私が」 律「どうやって!? 唯はあの鉄壁と言われる桜ヶ丘刑務所に入れられたんだぞっ! それに脱獄なんて…」 憂「警察の人に聞いたんです…このままだとお姉ちゃんは…無期アイス懲役に…」 4人「!?」 紬「そんなの唯ちゃんにとって死ぬことと同義だわっ! なんて酷いことを…」 梓「唯先輩…」 憂「刑期執行は明後日…それまでにお姉ちゃんをあそこから出します。先輩達はその間にお姉ちゃんの無実を証明出来る材料を揃えて欲しいんです」 澪「憂ちゃん…」 律「……わかった! 憂ちゃんがそこまで言うなら私も協力する!」 澪「律!?」 律「私は唯を信じてる…だから憂を助ける、それだけだ」 憂「ありがとうございます…律さん」 紬「私も勿論協力するわ! 唯ちゃんにアイスたらふく食べさせてあげなきゃ申し訳が立たないもの!」 憂「紬さん…」 梓「私も手伝うよ、憂。大した力になれないかもしれないけど…唯先輩がそんなことするなんて思えないし…」 憂「梓ちゃん…」 澪「わかったよ! こうなったら何としてもみんなで唯を助けだそう!」 一同「おーっ!」 憂「待っててね…お姉ちゃん」 桜ヶ丘刑務所──── 桜ヶ丘刑務所、通称フォックスリバー。アメリカの刑務所、脱獄不可能と言われるフォックスリバー、その日本版とも言われる要塞振りで脱獄者は未だ皆無でありまた不可能とされている。 中には捨てていたものを勝手にお持ち帰りしたりコンビニでワックスをかけているのに立ち読みを続けるなどの凶悪犯ばかりが収容されている。 中でもアイス強奪は特級の罪、故に平沢唯は特別施設に収容されていた。 唯「う~い~アイス~…」 看守「静かにしろっ!」 ──────── 駄菓子屋─── 憂「…」 ─── 澪『憂ちゃんが桜ヶ丘刑務所に入る!?』 憂「はい、脱獄させるには外だけでは不可能です。だから私もアイス強奪で桜ヶ丘刑務所に入り、お姉ちゃんと共に脱獄します」 律「でも一体どうやって…」 憂「それは後で説明します…。それより外でのこと、任せます…皆さん」 梓「本当に上手くいくのかな…」 紬「上手くいかせるのよ梓ちゃん。唯ちゃんの為に」 ─── 憂「計画は全て話し合った…後は皆さんを信じて動くしかない。お姉ちゃん…今行くから」 憂は駄菓子屋のアイスを静かに手に取り、お金も払わず食べだした!!! 憂「アイス美味しい~」ペロペロ 憂「お金持ってないのにアイス食べちゃうなんて…!」ペロペロ 憂「これで私は本当のアイス強奪者…償いは何でもします…! けどお姉ちゃんは返して…! 」ペロペロ おばちゃん「あんらまあ憂ちゃんどしたの?」 憂「おばさん! 私お金ないのにアイス食べちゃってます! 警察に通報してください!」ペロペロ おばちゃん「あれまあお財布忘れちゃったのぉ? いいよぉいいよぉお金は~。憂ちゃんにはいっつも煮物やら何やらもらってるからねぇ。アイス1本じゃ足りないわよぉ」 憂「ご近所さん付き合いが裏目にっ」ペロペロ 憂「結局いっぱいアイスもらっちゃった…。お姉ちゃんにあげよっと♪」 ガチャ 憂「お姉ちゃん~アイスもらってきたよ~♪」 シーン… 憂「そうだった…お姉ちゃんはアイス強奪で…」 憂「うぅ…うぇ…ぐすん…」 憂「な、泣いちゃ駄目…! お姉ちゃんはもっと辛いんだから…! 刑執行まで時間がない! 大手のスーパーならきっとっ…。」 憂「お姉ちゃん…帰ってきたらいっぱいアイス食べてね」 憂はアイスと何かを冷凍庫に入れるとスーパーに向かって走り出した。 大手スーパー アイスコーナー─── 憂「」ペロペロペロペロ 憂「」ペロペロペロペロ 憂「」ペロペロペロペロ 店員「アイス強奪だあああああああああ警察を呼べぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 店長「あの食べ方ただ者じゃない…っ!」 7月1日 午後6時、平沢憂 アイス強奪により桜ヶ丘刑務所に連行される。 憂「待っててね…お姉ちゃん」 桜ヶ丘刑務所前─── 律「で、どうよ実際」 自転車のサドルに反対に座り込みながら澪に促す。 澪は望遠鏡を覗いたまま律に感想を述べた。 澪「隙がない…完璧に要塞だな…。5mの壁囲まれ上には電流が流れてる鉄線、見張り台が隅にあり計四ヶ所、隅々まで監視出来るようになってる。更に監視カメラも多数…内部はわからないけどこれだけでも諦めがつくぐらいだよ」 望遠鏡を下ろし、律に向き直る。 律「でも…憂ちゃんはもう中に…」 澪「ああ…もう後戻りは出来ない」 律「私は逃走ルートを確保するよ、澪は唯の無実を証明してくれ」 澪「うん…! 必ず唯の無実を証明してみせるよ」 律「よ~し…んじゃいっちょ桜ヶ丘刑務所に風穴開けるとしますか」 律は手で拳銃を象り刑務所の壁に向けて、「BANG!」と発砲した。 桜ヶ丘刑務所 特別収容施設─── 看守「平沢、今日から相部屋だ。良かったな、上の配慮だ」 唯「えっ…」 憂「お姉ちゃん…」 唯「憂!? 何でここに…」 憂「私もアイス…食べちゃった」テヘ 唯「憂ぃ…」じわぁ 看守「感動の対面は中でやりな。平沢唯、妹に色々教えてやりなここのこと」 唯「ベーっだ!」 看守「ふん…」 憂「お姉ちゃん…っ」だきっ 唯「憂っ!」だきっ 唯「ごめんね…こんなお姉ちゃんで…」 憂「ううん…お姉ちゃんだから、私は助けたいの。お姉ちゃんの為ならなんだってするんだから!」 唯「憂ぃ…。でも助け出すって…?」 憂「動いてるのは私だけじゃないんだよ、お姉ちゃん」 ─── 看守「え~と、名前は?」 梓「はいっ! 今日から入りました中野梓です! お掃除のバイトは初めてですが頑張ります!」 お掃除係「女子刑務所は人手が少ないから助かるわ~頑張ってね中野さん」 梓「はいですっ!」 看守「中野さんね。まあ色々大変だろうけど頑張って。後特別収容施設には近づかないように。あそこは専門の掃除係がいるから」 梓「はい!(唯先輩達がいる特別収容施設には行けない…か。どうしたものか…)」 ───── 紬「お父様…お話があります?」 紬父「なんだ? 時間がない、早めに頼む」 紬「(いくらお父様でも犯罪者も無条件に出すなんてことは出来ない…けどちょっと豪華な差し入れぐらいなら…!)」 紬「実はっ…────」 ────── パシャッ、パシャッ 澪「唯が帰りにコンビニに寄ったのわかったんだけど…」 澪「店員の話を聞く限り我慢出来なくて店内でアイスを食べちゃって財布がないことに気付いた…ってのが本筋だよなぁ」 澪「でもまだ始まったばかりだし、諦めないぞっ!」 ────── 律「電動ドリルにつるはし~後な~にがいるかな~。しかしホームセンターっていつ来ても楽しいよな! ずっきゅっきゅーん! って唯かよ…。唯…待ってろよ」 これまでのプリズンブレイクは 憂「脱獄させます…!」 ── 律「いっちょ風穴開けるとしますか」 ── 澪「まだ始まったばかりだ…、唯」 ── 梓「お掃除のバイトは初めてですが頑張ります!」 ── 紬「実はっ…!」 ── 唯「憂~アイス~」 ── 憂「お姉ちゃんを助け出す…必ず」 テンッテンテン─── 桜ヶ丘刑務所 特別収容施設─── 唯「えぇっー!? 脱獄ー!?」 憂「シーッ、お姉ちゃんはアイス強奪なんてやってないんだよね?」 唯「うん…。」 憂「私は信じてるからここに来たの。きっとお姉ちゃんを助け出すから!」 唯「憂…」 憂「じゃあ詳しいこと話して…」 唯「うん…」 ────── 唯「ってことなんだぁ…」 憂「わからないことはあるけどこれでお姉ちゃんがアイス強奪なんてしてないってわかった。後はここを脱出するだけだね…!(出る頃にはきっと澪さんがお姉ちゃんの無実を証明してくれてる筈… そうしたら誤認逮捕をネタに警察をゆすってお姉ちゃんにアイスを山ほど買ってあげるんだから…!)」 唯「脱獄って言ってもどうやって…」 憂「ここの詳しい話を聞かせてお姉ちゃん」 唯「う~んとさっき聞いた話だと夜9時には消灯で朝6時に起床、ご飯は日に三回食堂でだってさぁ」 憂「作業とかはないの?」 唯「特別収容施設の人達は危険だからってほとんど出れないんだって~」 憂「そうなんだ…」 憂「(特別収容施設は通常の場所より警戒が強い…一時的にも外に出れないから脱出のチャンスは少ない)」 憂「お姉ちゃん、しばらく私の言う通りにしてね」 唯「うん! きっと二人で脱出しようね…!」 憂「…うん」 夜9時 看守「消灯だ! 消灯!」 一気に電気が消され暗闇が満ちる。 唯「私はお姉ちゃんだから上ね!」 憂「お姉ちゃん…一緒に寝てもいい?」 唯「憂…いいよ」 二人は上の狭いベッドで寄り添い合うように眠る。 憂「お姉ちゃん…」ぎゅっ 唯「心配かけてごめんね…唯」 憂はもう唯を、いやもとから微塵も疑ってはいない。アイスをもっとあげとくんだった、などの後悔事など一切言わない。 ただ、いつも通り寄り添い、ただ姉に起こった不運を恨むだけだ。 刑執行まで後2日── 看守「起床! 起床!」 憂「ん…」 看守のうるさい声に無理やり覚醒を促され、憂はゆっくりとベッドから起き上がる。 唯「くか~…」 憂「お姉ちゃん…」 看守「平沢唯! 平沢憂!」 憂「は、はい!」 看守「姉はどうした! 顔を見せろ!」 憂「お姉ちゃんはまだちょっと寝てて…」 看守「起こせ! 平沢唯! 起きろ!」 ガンガンガン 憂「……ッ!」 唯「むにゃ…?」 看守「さっさと起きろ。ここは高校じゃないんだぞ! お前達は受刑者だ! それを肝に命じておけ!」 憂「…」ギリッ 食堂──── 唯「食堂はひとつしかないからみんな一緒なんだね…」 憂「そうみたいだね…」 唯「あんまり美味しくないね…」 憂「うん…」 堅いご飯に薄い味噌汁、生臭い魚にボロボロの切り干し大根。 唯「ぐすん…憂の美味しい料理が懐かしい」 憂「泣かないでお姉ちゃん…ここから出たらいくらでも食べさせてあげるから…」 姫子「(ん…ここから出たら…?)」 唯「早く部屋に戻って寝たいよぉ」 憂「うん…」 姫子「(あの姉妹…特別収容施設のやつか。へぇ…)」 ───── 唯「憂~なにやってるの~?」 憂「ん~ちょっとね」 憂「(1.2.3.4…約8。私の靴のサイズが24だから192cm、横192cm、縦300cm…)」 窓を眺める。 憂「(格子はネジ式だけどついてるのが外側だから空気の入れ替え以外は無理…)」 憂「(後はトイレだけ…部屋の中に脱出ルートはない…か)」 唯「あ~ぁ、さっき聞いたんだけど一般収容施設は漫画とかテレビも見れるんだってさ~いいよね~」 憂「そだね…」 憂「(まずは何とかして一般収容施設に移動することを考えなきゃ…!)」 昼ご飯 唯「憂~これ食べて~…残したら怒られるらしいから…」 憂「好き嫌いは駄目だよお姉ちゃん」 姫子「ここ、いい?」 憂「えっ…あの…」 唯「うわぁ綺麗な人。どうぞどうぞぉ」 姫子「あらありがとう」 憂「(お姉ちゃんってほんと人見知りしないなぁ…)」 姫子「あなた達特別収容施設の人達よね? 何やったの?」 唯「アイス強奪ってことになってます!」 憂「私も…」 姫子「はははっ。面白いねあなた達」 唯「あなたはなにしたの? えっと~」 姫子「姫子よ。よろしくね」 唯「平沢唯だよ!」 憂「妹の憂です」 姫子「天然ちゃんが唯ちゃんでおとなしいのが憂ちゃんね」 姫子「私は…まあちょっとね。色々わけありよ」 唯「へ~」 姫子「で、あなた達…一般収容施設に来たくない?」 唯「えっ!? いいの!?」 憂「本当ですか!?」 姫子「ちょっとコネがあってね。どうする?」 憂「移れるなら…」 唯「漫画読みたいっ!」 姫子「でもね~…問題があるのよ」 2
https://w.atwiki.jp/dassyutsu/pages/70.html
@SIMPLE DSシリーズ Vol.3 THE 密室からの脱出 ~プリズンブレイク~ 公式サイト http //www.d3p.co.jp/cs/simple/s_dsi/003.html http //www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/k5qj/index.html ゲーム概要 タイトル:@SIMPLE DSシリーズ Vol.3 THE 密室からの脱出 ~プリズンブレイク~ 配信開始日:2010年3月24日(水) DSiポイント:500ポイント ジャンル:脱出アドベンチャー プレイ人数:1人 発売:D3 PUBLISHER 開発:INTENSE ストーリー 多くの未執行死刑囚と終身刑受刑囚が収容されるロックシティ連邦刑務所。 この巨大な棺桶に何者かによって殺人の罪を着せられ、収監されてしまった主人公「ロイ」。 独房に残された現金、囚人からの脱獄の誘い、ロイだけに親切にする刑務長など、渦巻く謎と陰謀の中、ロイは無事に脱出することができるのだろうか? 怪しい場所をタッチして調べる、手に入れたアイテムを合成して使用するといったシリーズお馴染みの操作は健在。 さらにストーリー性をパワーアップし、プレー次第でバッドエンドを迎えることも。 情報やアイテムを活用して刑務所内に隠された謎を解き、4つのシーンからの脱出を図ります。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/2639.html
@SIMPLE DSシリーズ Vol.3 THE 密室からの脱出 ~プリズンブレイク~ メーカー ディースリー・パブリッシャー 発売日 2010年3月24日 対応機種 DSi Ware 500ポイント 無実の罪で投獄されてしまった主人公が、 ロックシティ連邦刑務所から脱出をはかるアドベンチャー 続編 @SIMPLE DSシリーズ Vol.2 THE 密室からの脱出~学校編~ 前作 @SIMPLE DSシリーズ Vol.4 THE 密室からの脱出 ~カラクリ屋敷~ 次作
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6457.html
憂はドアノブを回しながらゆっくりと斜めに力を入れ、押し開ける。 純「あらら、意外とあっさり開いたね。ほんとに鍵かかってたんですか姫子さん?」 姫子「私が間違うわけないでしょ? 純のくせに私に意見しないでよ」 純「はいはいすみませんでした~…」 憂「今回は簡単ですよ。ただこの溝にガムを詰めて閉まりを甘くしただけだから」 純「あっ! もしかしてあの検診の時噛んでたガム!?」 憂「ご名答~」 唯「私なんてただ美味しい~って噛んでただけなのにっ! 憂凄いねっ!」 憂「そんなことないよお姉ちゃん♪」 姫子「……」 純「……」 憂「早く行こっ。ゴールはすぐそこだよ!」 診察室に入り扉を閉める。 憂「ここの窓は唯一格子がついてないの。だからどうしてもここに行く必要があったんだけど…ここまでは上手くいってるね」 姫子「特に何もない普通の窓ね。これを開けて外に出てからどうするの?」 憂「作業をしてた小屋に行きます。そこから脱出します…! みんなもいい?」 姫子「ブレインであるあなたに指図するつもりないわ」 純「ここまで来たら憂と心中しちゃうもん私」 唯「ずっと一緒だよ、憂」 4人は手を重ね、ただ成功を祈った。 憂「ここからは無駄なお喋りはできないからね…!」 唯純姫「」コクリ 憂「ここの窓には振動センサーがあって切ってからじゃないと絶対鳴っちゃうの。けどセンサーを切りに行くリスクはこのまま逃げるより高い…。 だからみんな、鳴っても驚かないでね」 唯純姫「うん…」 憂「1.2.3で行くから…!」 四人に緊張が走り、汗が額の上を走るのがわかる。 憂「1.2の…」 憂 「さんっ!」 ジリリリリリリリリ 四人の本当の大脱走が始まった。 ───── 律「来たっ! 合図だ!」 澪「いよいよか…」 律「さ~て警察さんは何分で到着するかな~」 ガガッ 梓『こちら警察署前の梓です! 今装備を整えた警察官達が出ていきます! そっちには5分ぐらいでつくんじゃないかと思います! オーバー!』 澪「了解、オーバー。」 澪「ムギ、聞いたか? 今からそっちに警察が行くから」 紬『了解よ澪ちゃん♪』 澪「時間稼ぎよろしくな」 紬『任せて!』 律「優秀だね~日本警察。時間稼ぎ込みで7.8分か…それまでが勝負」 澪「律、そろそろ配置についとけよ。指示は私が出すから」 律「はいは~い。澪ちゃんったらすっかりやる気になっちゃって!」 澪「もう唯に罪はない。誤認逮捕って認めさせるまで監獄暮らしなんてさせられないだろ」 律「まあな…でも憂ちゃんは…」 澪「…憂ちゃんだって無実さ。唯を助けるために仕方なくやったんだ…。これが無実じゃなかったら世の中嘘だよ」 律「だ、な。じゃあちょっくら行ってくるよ。さわちゃん、囮よろしくね」 さわ子「仕方ないわね…あの子達を助けるためだもの」 律「必ず二人で出てこいよ…唯、憂ちゃん…!」 ───── 警察官「桜ヶ丘刑務所にて脱獄事件発生の模様。パトロール中の車両も速やかに桜ヶ丘刑務所に急…」 警察官「なんだぁ!?」 警察官の目に映ったのはデカい立て札。 通行禁止 警察官「おい! 工事をしてるなんて情報入ってないぞ!」 紬「ほんとでっか? それはえらいすいませんどすえ」 警察官「あんたが責任者か? 時間がないんだ! 今すぐここを通してくれ!」 紬「なごと言われでも今水道管の修理中でして道具退けるのにも時間がかかるんどすえ」 警察官「何分ぐらいかかる!?」 紬「えぇ~と……斎藤さ~ん斎藤さん」 斎藤「どうしたと~?」 紬「警察さんがものどけろて~」 斎藤「そりゃ難儀なこって」 紬「で何分ぐらいかかるんと?」 斎藤「はぃ~?」 紬「何分ぐらいかかるんと?」 斎藤「……はぃ?」 警察官「」イライラ 斎藤「ああ道具のけろって~?」 紬「そうそう~」 警察官「」イライラ 斎藤「え~ど…あ~! 高橋さん~道具のけるのに何分ぐらいかかりますかねぇ?」 警察官「もういい! 各車両迂回して桜ヶ丘刑務所に向かえ!」 ファンファンファン…… 紬「こちら紬、作戦は成功、思ったより時間稼げたみたい」 澪『上出来だよムギ。じゃあまた合流ポイントで会おう』 紬「澪ちゃんに誉められちゃった」 斎藤「良かったですねお嬢様。しかし何故あんな喋り方を?」 紬「そっちの方が面白いじゃない♪」 斎藤「はあ…左様で」 5分経過─── 澪「遅いな…予定なら3分にはここに来てるはずなのに」 さわ子「中で何かあったのかしら…」 澪「……」 さわ子「澪ちゃん、そろそろ私達も危ないわ、そろそろここを離れないと…」 澪「わかってます…でも私達がここを離れたら唯達は…」 その時だった カンッ…カンカン… あっち側から投げ困れた小石がさわ子の車にぶつかって弾けた。 澪「唯達だ! 律! 頼む!」 律『待ってました!』 ───── 律「派手に行くぜ~!」 律はゴム手袋し、ニッパーを取り出すと、配電盤の様なものから線を引っ張って、それを切った ブツンッ…… さっきまで闇を照らしていたサーチライトは黙り込み、辺りは闇に支配される。 人間の怒号しか聞こえない闇の中で、澪は黙々と作業を進める。 手頃な石に縄をくくりつけあちら側へ渡すのだが…このままでは届かない。 普通の石を投げれば軽く越えられるだろうが縄つき、しかも人一人吊り上げられるともなればそうはいかないだろう。 だが対策は既に出来ていた。わざわざこの為にさわ子は車体の高い車をレンタルしてきて、澪はその上に乗って投げる。するとギリギリあちら側へ縄を投げ込めた。縄の数は2つ、キッチリ唯と憂の分だ。 鉄線は後数分はただの針金。 縄にテープを巻いて切れないように強化もしているがあまり刺々しい鉄線ではないため摩擦で切れることはないだろう。 そのロープをさわ子の車にくくりつけ、準備完了。 ロープの張りを確認し、さわ子の車がゆっくりロープを引き上げて行く。 澪「そろそろかな…」 澪はロープの先を眺めると、5mの壁の頂きに、二つの影があった。 澪「唯、憂ちゃん…!」 込み上げる気持ちを押さえつつ、次の作業に移る澪。 さわ子の車からロープを外し、遠くの木にしっかりと結びつけた。 これによりロープと地面との斜形が緩やかになり、スロープ状にして降りられるのだ。 澪「いいぞーっ! 二人とも降りてきてー!」 声が聞こえたのか二人はロープを鉄線にしっかり結びつけ、囚人服か何かの上着をロープに絡ませパラグライダーの滑降の様に降りてくる。 シュルシュルと音を立てながらゆっくり下ってくる二人。 ブゥゥン 律「二人は来たのか!?」 サイドカー付きのバイクに股がった律がフルフェイスヘルメットの黒いバーを上げながら澪に問う。 澪「あぁ! ちょうど降りてきてる! もうすぐ警察が来るから二人を連れて早く逃げてくれ!」 律「わかった!」 少し離れた木の根元にいるだろう二人の顔を見ることなく澪は急いでさわ子の車に乗り込んだ。 澪「気をつけてな、律」ニコッ 律「お前こそ。」ニコッ それだけ言い合って別れた。警察のサイレンはもう間近に迫っていた。 ブゥゥン─── 律「唯! 憂! 早く乗れ!」 ちゃんをつける時間も惜しいぐらい状況は切羽詰まっていた。 唯「りっちゃん…バイク乗れたんだ」 律「そんな話はいいから!」 唯達も自体の深刻さをわかっていたのか手早く乗り込む。 後ろには唯が律に捕まる形で、そしてサイドカーには…。 律「よ~し憂も乗った…えっ…」 そこには誰よりも唯に優しく、 誰よりも唯を思い、 誰よりも唯を大好きだった彼女…ではなく。 純「うぇ…なん…で…よぉ! ういいっ!」 ただ泣きじゃくる少女が座っていた。 律「唯…憂ちゃんは…?」 唯「……行って、りっちゃん」 律「でも憂ちゃんが!」 唯「行ってよぉ!!! 憂の覚悟を無駄にしないで……!」 涙と鼻水を同時に出しながらもはっきりとした声で律に訴えかける唯。 そんな唯を見たのは初めてだった。 そうだ、あの唯が憂ちゃんを簡単においてくるわけがない。何かものすごい理由があったのだろう。 私なんかが間に入れるわけがないのだ。 誰よりも深い絆を持ったこの姉妹の…。 私は言われるままに夢中でアクセルを握り込み、バイクの速度をあげて行った。 パトカーのサイレンが、まるで他人事の様に遠ざかって行った───── ──── 唯「…ただいま」 誰もいない家にただいまを言ってみた。 でも当然「おかえり」と云う返しはなく、玄関にただ虚しく響いた。 私は真っ先に冷蔵庫の前に立つと、上の冷凍庫を開け、中から冷たい物体を掴み出してはゴミ箱に入れる。 唯「こんなものが憂を……! 憂を!!!」 私がこんなものを好きにならなければ憂はあんな思いをせずにすんだ! 私は夢中になって昔と大好きだったものを捨てていく。 パサリ… 唯「何…?」 メモ用紙の様なものが床に落ちる。唯はそれを拾いあげ、眺めると…すぐに大声で泣き始めた。 唯「うあっ…あああっ…ああああううっ…」 喉を鳴らしながら、息をするのも忘れるぐらい嗚咽する。 『帰ったら一緒に食べようね、お姉ちゃん』 ファイルブレイク───── ───── 四人は夢中で走った。警報が鳴った瞬間サーチライトが闇夜に踊る。 どこかの大怪盗さながらにライトを掻い潜りながら小屋を目指す。 幸いまだ看守などは対応出来ていなく外には出ていない。 まずは誰が脱獄したのかをチェックするため独房の点呼だろうか。 そんなことを考えてる間に四人は無事小屋についた。 素早く中に入ると鍵を閉め、5秒だけ息を整えた。 姫子「ぜぇ…ぜぇ…久しぶりに全力疾走したわ…」 純「私も…はあ…はあ…」 憂「休んでる場合じゃないよ! 早くつるはし持って!」 憂はみんなに倉庫にあるつるはしを渡すと歩数を数え、ピタッと止まった下を夢中に叩き始めた。 唯「憂…間に合うの…これ?」 憂「大丈夫、お姉ちゃん。タイルを剥がしたら後は…」 タイルを剥がし、何回か土を叩き掘り返すと。 姫子「わあぉ」 そこに空洞が現れた。 憂「ここの下は防空壕を兼ねた非常出口になってるんです。ここが建てられた当初もまだ戦時間もなかったから完璧に埋め立てなかったんです」 純「憂あんたマジ天才!」 その穴を広げ、人が一人入れる大きさになるとつるはしを置き、皆一様に穴を見た後周りを見た。 純「誰から行く…?」 憂「危ないから私から…」 姫子「待って」 唯「どうしたの姫ちゃん?」 姫子「悪いけど私が一番最初」 純「姫子さん何を…ひっ!」 姫子「うるさいのよ…純」 姫子は手にキラリと光るものを持っている、メスだ。 憂「どういうつもりですか…姫子さん?」 姫子「ふふ、簡単よ。このまま普通に四人で逃げたらここを発見されて追っ手が来るでしょ? だからあなた達には出来るだけ囮になってこの小屋から注意を反らしてもらいたいの」 純「あんたって人は…!」 唯「姫ちゃん酷いよ…! 友達じゃなかったの!?」 姫子「友達よ~私の欲望を満たすだけの都合のいい友達」 姫子「動かないで!」 憂「くっ…」 姫子「私は本気だから、今から10数える間にこの小屋から出なさい。じゃないと殺すわよ」 純「やっぱりあの噂は本当だったんだ…。姫子さんは本当の殺人で捕まってるって…!」 姫子「9ー」 純「うっ…」 唯「憂…どうしよう」 憂「……わかりました。私はここから脱獄しません。他の場所を今から探します。それでいいですよね?」 姫子「あははっ! わかってるじゃない。じゃあお先に逃げさせてもらうわね。もし振り返ってあなた達を見つけたらすぐさま殺すから」 純「佐々木さんもやっぱり…」ギリッ 姫子「ごめんね~純。人間誰しも自分が可愛いのよ」 メスを手に握りしめたまま非常出口へと降りていく姫子。 姫子「じゃあね~みんな」 そのまま姫子は凄い勢いでその場を離れていった。 純「憂…どうしよう? ゆっくり後をつけてく?」 憂「…ううん。その必要はないよ」 純「でも他に脱出ルートなんて…」 憂「ふふ、実はね、こっちは一か八かだったの。本命は別にあるの。人数が多かったからこっちに賭けてたけど今なら…!」 純「な~んだ良かった! 姫子のやつそのまま生き埋めになっちゃえばいいのに!」 唯「姫ちゃん…」 仮にも同じ部屋で少し過ごし、友達と呼べる人の裏切りに唯は心を痛めていた。 憂「みんな行こう。ここも時期調べられちゃう、その前に…。」 唯「うん…」 憂「(安心して…お姉ちゃんだけは何があっても助けるから!)」 小屋を出て、壁沿いに走り出す。 さすがに看守も出てきており、中庭などを獰猛なチワワを連れて走り回っている。 幸い目的地は北東側の壁沿いなのでその上手く辿り着けた。 憂「え~…と…」 純「憂何してるの?」 憂「これぐらいならいいかな。純ちゃん! これをあっち側に投げられる?」 親指サイズの石ころを純に渡す。 純「ジャンプ筋トレで鍛えた私の二等筋なら余裕よ! そりゃえぃっ!」 純は振りかぶると石ころを勢いよく上空に投げた。石ころは見事に5mの壁を越えてあちら側へ。 純「見たかぁ!」 憂「凄い純ちゃん!」 唯「……」 憂「お姉ちゃんどうしたの…? まだ姫子さんのこと…」 唯「違うの…姫ちゃんのことはもういいの。憂…もしかして、もしかしてだけどね? ここに残る気なの…?」 純「えぇっ!? 何いってんの!? そんなことないよね憂!?」 憂「…お姉ちゃんには敵わないや(こういう時は本当に鋭いんだよね…お姉ちゃん)」 純「えっなんでよ! 憂が残る理由なんてないじゃん! みんなで一緒に…」 憂「駄目なの…。本当は私とお姉ちゃんだけが脱獄する為に用意してきたから…二人分しかロープは来ない…」 純「そんな…でもっ!」 唯「私が残るよ…。元々私が起こしたことだもん、憂にこれ以上迷惑かけれないよ…」 純「何いってるんですか! 残るべきなのは私ですよ! 二人は逃げて! 元々私は来る予定の人間じゃなかったんだから…」 憂「二人とも聞いて。今は言い争ってる場合じゃないの。お姉ちゃん、私はお姉ちゃんの為にここまでしたんだよ? ここでお姉ちゃんが残ったら…私は何のためにここにいるの?」 唯「でも…っ!」 憂「純ちゃん。純ちゃんを誘ったのは私だよ? あの時から私は残るって決めてたの、いや…あの時よりもっと前…お姉ちゃんを助け出すってアイス強奪をした時から! こうしようって決めてたの」 唯「そんなの勝手過ぎるよ! 私の気持ちは…どうしたらいいの? 憂…!」 5